非常食って「とりあえず備えれば安心!」と思いがち。
でも、実際に食べてみると…
- 家族の口に合わない
- 非常時に使いづらい
そんなこともあるんです。
この記事では、わが家で不向きだった非常食とその理由をご紹介します。
もちろん、他のご家庭にとっては“頼れる非常食”になるものもあります。
あくまで一例として参考にしながら、**「自分の家族に合う備え」**を見つけてくださいね。
家族に合わなかった食品と、わが家の備蓄方針
非常食は「備えて安心」だけではなく、実際に食べて使えるかどうかがポイント。
ここでは、わが家で備えたけれど合わなかった食品と、その理由を紹介します。
同じものでも家庭によって向き・不向きがあるので、「買う前にチェックする視点」として参考にしてください。
長期保存パン(缶入り・パウチ入り)|独特の香りが子どもに不評
理由:独特の香りが苦手で子どもたちに不評
賞味期限も長く、すぐに食べられる便利な保存パンですが、開けたときの独特な香りと食感が子ども達には不評でした。
幼児期には食べていたものの、成長とともに好みも変化し、普段食べているパンとは違うと認識されるように。
10年目にしてリスト除外となりました。
代わりにパン焼き器で焼いた食パンを冷凍して常備しています。
サバ缶・サンマ缶|匂いと処理の手間でストレス大
理由:魚嫌い&匂い問題
普段から魚をあまり食べないため、災害時に開けたときの匂いがより気になるとの声が。
また、残り汁や空き缶の処理がストレスになるため、非常時には不向きと判断しました。
現在は大量に備蓄はせず、普段使い用として少量をローリングストック。
代わりにシーチキンのパウチや魚肉ソーセージを採用しています。
焼き鳥缶|食感が合わず子どもに人気なし
理由:食感がNGで子どもたちに不評
焼き鳥自体は好きでも、缶詰のとろっとしたタレやほろほろした鶏肉の食感が苦手という声が多く、結果的に食べ残しが出てしまいました。
缶詰ならではの加熱処理や味付けが、子どもたちには合わなかったようです。
レトルトカレー|油分が多く胃腸に負担
理由:油分が多く、お腹を壊す可能性あり
美味しくて手軽ですが、油分・塩分が多いため胃腸が弱い家族には負担に。
大人用レトルトカレーは刺激が強く、幼児用からの移行がうまくいきませんでした。
現在は少量のみを備蓄し、気分転換や食べられる人向けに限定使用。
代わりに、家族の好みに合ったタイカレー缶などを少量ストックしています。
レトルトおでん|具材の好みが分かれて不評
理由:そもそも人気なし
寒い時期には良さそうと思いましたが、味の単調さや具材の好みの差が大きく、不評でした。
特に卵のパサパサ感や味の単調さといった理由で、家族の支持が得られず備蓄リストから除外。
カップ麺|後処理と栄養面で非常時には不向き
理由:栄養バランス&後処理の問題
便利ではあるものの、栄養面が偏りやすく、スープの残りも後処理が大変。
平常時に5~6個程度を回転させてはいますが、非常時用としては採用していません。
乾麺(パスタ)|水と燃料が必要で手間がかかる
理由:調理に水・燃料が必要で手間がかかる
賞味期限も長く、常温保存可能ですが、調理にはお湯と燃料が必要。
ソースも別に用意する必要があり、非常時には負担が大きいため不向きと判断。
普段の食事で使う分を切らさずローリングストックしています。
栄養補助食品(カロリーメイト)|味に慣れず家族に不評
理由:味に慣れておらず不評
「口の水分が奪われる」「味が独特で食べづらい」という声が多く、試食段階で不評。
その代わり、子どもが食べ慣れているシリアルバーやクッキーを備えています。
オートミール|食感や味の好みが合わなかった
理由:普段食べ慣れていないと厳しい
健康志向で取り入れてみましたが、「味がない」「食感が苦手」などの声が多く、継続は困難。
代わりに、子どもが食べやすいシリアル(大袋で3~4袋)を回転備蓄しています。
スポーツドリンク粉末|甘すぎ&人工甘味料で不向き
理由:甘すぎ&人工甘味料で体調不良の恐れ
希釈の難しさや、味の濃さ・人工甘味料による不快感がネックに。
風邪や運動後のために少量のみを回転備蓄。日常では冷たいお茶を好んでいます。
ちなみに、家族の非常食としては不評でも、私個人としては「けっこう好きで普段用に買う食品」もありました。
ただ、防災備蓄はあくまで“家族全員が食べられるもの”が基準。そこを意識して選び直すのが大切だと感じています。
まとめ|非常食は「備える」だけでなく「試す」ことが大切
非常食は長期保存できる安心感がありますが、実際に食べてみると「家族の口に合わない」「処理が大変」など、想定外の問題が出てくることもあります。
- 非常食は一度試食してみる
- 家族に合わないものは早めにリストから外す
- 代替食品や普段食べ慣れているものを優先する
「合わなかった」という経験も、立派な備えの一歩です。
ぜひあなたの家庭にぴったりの非常食を見つけて、安心できるストックを整えていきましょう。

“買って満足”で終わっていたので“食べて確かめる”を意識してみるね。



食べなかった非常食はムダじゃなくて、“合わなかった”って知れたのが収穫だよ。読者のみんなも、“自分の家族に合う備え”を、これから少しずつ見つけていってね。
「ちなみに、“今、我が家が備えている非常食”は別の記事で紹介しているから、よかったらそちらも参考にしてね!」