停電・断水でも暮らす!マンション防災の始め方

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防災グッズの前で並ぶPOPPOとまんボ。日常から備える防災のイメージ

「防災って難しそう…」「何から始めればいい?」
そんなふうに思ったことはありませんか?

実は、防災の第一歩は特別なことじゃなく“普段の暮らしにちょっと足すだけ”でOK
水・トイレ・食料など、身近な工夫から始めれば、誰でも無理なく続けられます。

この記事では、マンション暮らしで役立つ“ゆるっと防災”の始め方をわかりやすくまとめました。
今日から少しずつ、未来の安心を作っていきましょう。

目次

マンション防災の基本は“在宅避難”

マンションは停電=断水になりやすく、避難所よりも自宅で過ごすケースが多くなります。
だからこそ「水・トイレ・食料」を家の中に備えるのが基本です。

現代の暮らしは便利だけど、非常時には一気に失われます。
だからこそ、普段の生活に防災を“少しだけ”取り入れるのが大事。

まんボ

考えてみると、普段の生活って便利だよね〜。
スイッチひとつで明るくなるし、水だってジャーっと!

POPPO

非常時は、その“当たり前”がなくなるんだよ。だからこそ、“ちょっと先の自分を助ける準備”が大切なんだ。

水|断水リスクに備える基本

停電するとマンションは断水に直結してしまいます。
重い水を運ぶことにならないように、家での備えを整えておきましょう。

マンションでは停電=断水になるリスクも

マンションの水は電気で汲み上げられています。
災害時には停電になることが多く、停電となれば断水に直結します。

マンションで自宅階まで水を運ぶのは本当に大変。
できるうちに自宅で備えるのは、やっておくべきことです。

水の備え方のポイント

やみくもに備えても大変なだけ。場所もとるし、管理も大変です。
普段から常温の水を飲んでいますか?

長期保存水(5年保存)+普段使いのペットボトル水の回転備蓄

普段から常温の水を飲む習慣をつけておくと◎

POPPO

長期備蓄用で管理の手間を少なくする➕普段使い用で回転させてるよ。

トイレ|停電・断水で一番困ること

トイレは我慢できない生活インフラです。
停電・断水でも困らないよう、事前準備がカギになります。

停電・断水時は水洗トイレが使えない

タンクレストイレは電気で水を流すため、停電時には使えなくなります。
一見使えそうなタンク付きのトイレも使えなくなってしまうんです。

実は排水に電力が使われている場合があり、特に高層マンションは可能性大。
これは意外と知られていない大事なポイントなので、ぜひ覚えておいてくださいね。

簡易トイレ:家族人数分+数日分を目安に備える

トイレットペーパー:通常より多めにストック(停電時の供給不安に備えて)

ゴミ袋:排泄物の処理に使うため、消臭機能つきがおすすめ

まんボ

昔、停電になった時にトイレ使っちゃったことあるんだよね〜。
流しちゃダメって知ってからは、逆に怖くて使えなくなっちゃった…!

事前に「使って慣れておく」ことが重要

非常用トイレは、ただ持っているだけでは不十分。
一度でも使っておくことで、いざという時に焦らず対応できます。

実際に使ってみることで「準備して良かった」と実感できるはずです。

トイレへのセットの仕方

使用感

排泄後のゴミの始末の仕方

家族での使用量の把握

POPPO

マンションの設備点検で停電がある日を、“非常用トイレのお試しデイ”にしてるよ。

食料|買い物に行けないときの備え

エレベーターが止まれば買い物も困難になります。
冷蔵庫+常温食品で数日しのげる工夫をしておきましょう。

冷蔵庫の食材+常温食品の組み合わせで備える

非常時の初日は、すぐに食べられるものがあると安心です。
まずは冷蔵庫の食材を優先的に消費しながら、常温保存できる食品とうまく組み合わせて備えることで、ムリなく日数を稼ぐことができます。

当日は手短な食料で済ませる

冷凍で2日+常温で7日分を目安に

無駄に冷蔵庫のドアの開閉をしない

まんボ

水も火も使えない中で、ちゃんとごはん作れるのかな…ちょっと不安。

POPPO

大丈夫!道具や手順を工夫すれば、かんたんな調理でも美味しくできるよ。まずは基本の考え方をおさえよう☆

回転備蓄でムリなく続ける

非常食だけでは味気なく感じることもあります。
普段から食べ慣れた食品を回しながら備える「回転備蓄(ローリングストック)」なら、いざという時にもムリなく続けられます。

食べ慣れたものを中心に

心の癒しになる甘味や温かい飲み物も

非常用の食料品は、事前に一度は味見しておくと安心

衣服|洗えない前提で“快適さ”をキープ

洗濯できない時は肌着を優先的に交換していきます。
新品を数枚用意しておくと安心です。

着替えがなくても1週間過ごせる備え

実はそんなに難しいことではないんです。
普段の肌着はどのくらい持っていますか?

肌着だけでも変えられるなら、それだけで快適に。
全ての衣服を毎日交換は難しいので、最低限の用意は次のように考えてみてはどうでしょうか?

肌着3着(普段の着回し)

予備肌着3着(新品を準備しておく)

Tシャツ(夏場のTシャツでOK)

冬場なら防寒肌着(半袖、長袖、タートルネックなど数種類あれば◯)

まんボ

新品の肌着を用意しておくって大事なんだなぁ。
いざという時、家にあるだけでホッとするよね。

長引く場合は、ビニール袋を使って少量の水で“もみ洗い”するなど、工夫が必要になるかもしれません。
地上階まで降りて洗う必要も!?

衛生用品|“清潔=安心”を保つために

お風呂や手洗いができなくても大丈夫です。
体拭きシートやアルコールで代用できます。

お風呂に入れない日もあると想定

風邪を引いたときや、キャンプ・スポーツ後なども、すぐにお風呂に入れないことがありますよね。
そんな経験があれば、非常時も“どうやって体を清潔に保つか”という視点が役立ちます。
日常の工夫をそのまま、災害時にも応用していきましょう。

水なしシャンプー、体拭きシート、ウェットティッシュなどを日常的に備蓄

消毒用アルコールは手洗いの代わりとしても必須

忘れがちな歯磨き用のクロスもあると安心

🛏 寝袋|「家にいても寝袋が必要な理由」

寝袋は布団代わりにも防寒にも使える万能品。
寝室が使えない時にも活躍します。

布団の代わりとして使える(本来の機能)

掛け布団としても使える

冬の冷え対策に◎(複数つなげて大きな防寒具にも)

寝室が使えない状況も想定

万が一、寝室が使えなくなっても、寝袋があればどこでも安心して眠れます。
ただし、家具の転倒や窓の破損を防ぐための備えも、あらかじめしておきたいですね。

ガラス片・寒さ・床の硬さなどへの対策になる

子ども用は優先的に用意を(子どもは環境の変化に敏感です)

💡明かり|“灯りがあるだけ”で安心できる

暗闇は不安を増幅させます。
懐中電灯やランタンを複数そろえて安心を。

懐中電灯は複数準備を

懐中電灯やランタンにもいろいろなタイプがありますが、全部を揃えるのは大変。
電池式・充電式・ソーラー充電式など、自分に合ったタイプを選びながら、複数を備えておくと安心です。

電池の種類を統一すると管理しやすい

ソーラーランタンやポータブル電源も便利

手の空くヘッドライトや吊り下げ型のランタンも準備する

自動点灯タイプも各所にセットしておく

100円ショップでも種類が豊富で価格も手頃なのでみてみる

POPPO

ローソクって雰囲気はあるけど、火事のリスクもあるから避けた方が安全だね。

⛺ テント|“遊びながら防災”にもなる空間

室内テントは子どもの安心スペースにも。
遊び感覚で備えられるのが魅力です。

室内用テントは意外と活躍

「室内にテント?」と思うかもしれませんが、意外と大活躍します。
我が家では、子どもが小さい頃に秘密基地のようにして楽しんでいました。
テントの中は安心できる空間になるようで、冬は暖かく、夏は少し暑く感じることもあります。

保温・目隠し・子どもの安心スペースとして使える

ポップアップ式が手軽で◎

POPPO

狭いところが安心するって気持ち、なんだかよくわかる気もするよね。
1人になりたい時なども活躍するよ!

🌟 まとめ|“普段の延長”でできる防災こそ最強

停電や断水が起きれば、普段の便利さは一瞬で失われます。
「なんとかなる」では命を守れません。

だからこそ──
今日からの小さな備えが、非常時に大きな差を生むのです。

未来の自分と家族を守れるのは、今のあなたの行動だけ。
「できることから始める」を、今日から実行してみましょう。

このブログを書いた人:POPPO
マンション防災ブロガー
タワーマンションで3人育児中。経験と知識を活かして、家族を守る防災情報を発信中!
「ゆるっと備えて、しっかり守る」がモットーです。

ブログ内では、私の分身キャラクター「ナビゲーターPOPPO(白い鳩)」も時々登場します。
読者のみなさんに、防災をもっと身近に感じてもらえたら嬉しいです。
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