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本記事では、災害時に女性が直面する困難に備えるために、次の3つの視点から対策を紹介します:
生理用品の備え方と衛生対策
入浴できないときのケア・気分転換
女性視点での防犯対策
読んだあとには、あなたが“今すぐできる備え”がきっと見つかります。
災害時、私たちは“食料”や“水”といった基本的な備えに目が向きがちです。
でも実は、女性ならではの困りごとが、避難生活をより一層つらくさせることをご存じですか?
生理の備え|災害時でもブルーデイはやってくる

災害時でも、女性のサイクルは変わりません。もちろんストレスや環境変化などに影響を受けることもあります。
支援物資のなかには生理用品はないと言っても過言ではありません。自分のためにしっかりと備えておきましょう。
支援物資はあてにしない
災害時の支援物資は、どうしても食料や水、毛布など基本物資が優先されがちです。
トイレまわりの物資も不足しやすく、生理用品のような個別ニーズの高い物資は後回しになりがちです。
そのため、生理用品は「自分で備える」が前提です。
何枚くらい備えれば安心?ナプキンの目安と選び方
女性の人生の約半分、40年近くが生理期間にあたります。
1回の生理で使うナプキンは30~40枚ほど。流通が止まることを考慮し、最低でも1サイクル分(約30枚)を3セット=100枚程度備えておくと安心です。
ナプキン以外の選択肢は?
- タンポンを併用すれば、ゴミが減らせて衛生的。
- 月経カップは繰り返し使えるエコな選択肢(ただし洗浄環境が確保できる場合に限る)。
処理方法と衛生対策
使用済みナプキンは黒いポリ袋(防臭タイプ)に小分けで処理できるようにしましょう。
においや衛生リスクを防ぐための配慮は、自分にも周囲にも安心感をもたらします。
生理痛が悪化するかも?鎮痛薬と冷え対策のすすめ
災害時のストレスや寒さは、生理痛を悪化させることもあります。
- 飲み慣れた鎮痛薬を常備薬として備蓄
- カイロ、レッグウォーマー、腹巻きなどの冷え対策グッズもセットで準備
心と体、両方のコンディションを守る意識が大切です。
衛生と気分転換|入浴できなくても心地よく過ごすために


停電に断水となると、お風呂ももちろん入れないよね。髪も顔をベタベタしてくるのを考えるだけで、憂鬱だな。



大丈夫。普段のケア用品を防災リュックにいれておくだけで、清潔感も気分も変わるよ!
最低限のケア用品を防災リュックに
普段使っているケアアイテム、思い浮かべてみてください。起床してから、寝るまでに使用するものがたくさんありますよね。例えば、次のような感じでしょうか。
- 洗顔料・メイク落とし
- 化粧水・保湿アイテム
- メイク用品
- シートパック
- ハンドクリーム
- ヘアケア用品
- 日焼け止め
災害時には水が使えないと思っておきましょう。洗顔や入浴、歯磨きなども難しくなります。水のいらないシャンプーや拭き取り用のシートはフェイス・ボディ・齒など使用部位によって商品のラインナップがあります。ドラッグストアでも揃うので、自分の好みで購入してみましょう。
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風邪を引いて入浴できないとき、運動後の汗をかいたあとに、と普段から家族で使用しています。髪の毛につかうというよりは地肌に使う感じです。
リップ・ハンドクリームで心もケア
- 色付きリップは、顔色をよく見せてくれて気分もアップ
- 香りのよいハンドクリームは、ストレス緩和にもつながります
避難生活においても、ほんの小さな「自分らしさ」を大切にすることが心の支えになります。日頃の自分の好きなものは予備も用意してみましょう。
髪まわりのケアも意外と重要
- 手鏡(非常時は反射してSOSに使える)
- ヘアゴム・ピンで髪をまとめる
- 帽子・ターバンも便利
髪をまとめられるだけで、見た目も気持ちもすっきりします。手鏡やゴムなどは他の用途にも使用できるので、汎用性が高いですよ。
■ 汗ふきシート・ミスト・練り香水でリフレッシュ
- 無香料またはやさしい香りの汗拭きシート
- リフレッシュミストは清涼感と癒し効果
- 練り香水なら、ほんのり香って心を落ち着かせてくれます
夏場ならクールタイプの汗ふきシートで清涼感もあり、スッキリ抜群です。敏感肌の方は、無香料の刺激の少ないタイプで備えましょう。
ミントや柑橘系の香りは気分をリフレッシュするのに向いています。香りには好き嫌いもあるので、ほんのりと自分が癒やされる程度に使用するのがポイントです。
■ おりものシートは下着汚れ防止に
ナプキンと違い、かさばらない・蒸れにくいのが魅力。
下着を毎日替えられない状況下で、衛生的に過ごすためのプラスαの備えになります。



敏感肌用、尿もれ併用タイプ、二重タイプなど種類もいろいろあるので、好みで探してみよう!便利だよ。
防犯対策|避難所・自宅避難で「自分を守る意識」を


普段の防犯意識は言うまでもありませんが、災害時にも変わりありません。むしろ、より防犯意識を高めてほしいくらいです。混乱に乗じて、空き巣などが増えるといわれています。



まずは身の安全だと思って、防犯意識まで気にしたことがなかったよ!



いつもの防犯意識があれば難しくないよ。ちょっとした心がけで、自分や家族を守る力がアップするんだよ。
マンションでも油断できない防犯リスク
災害時、オートロックが作動しないこともあります。
特に停電中は不審者の侵入リスクが高まるため、自宅避難中でも防犯意識は必須です。
マンションの防犯対策は、かなり厳重です。停電時ではその機能がほとんどなくなってしまいます。オートロックが解除され、手動で自動ドアの開閉が可能となります。
自宅の出入りの際も、見慣れない人が周りにいないか確認してから行動をするなど注意が必要です。
服装で防げることがある
- 露出の少ない服(羽織れるシャツなど)
- スカートよりパンツスタイル
- 落ち着いた色味や目立たないデザイン
「見た目の防犯」は、想像以上に効果的です。女性の性被害を増やさないためにも、自分で守る努力を最大限行いましょう。



年頃のお子さんがいる場合は、可愛い格好がしたくても、かっこよく露出したくても、我慢する場面です。
防犯笛は小さくても強い味方
- バッグやリュックに取り付けられるタイプがおすすめ
- 声を出せないときの“助けを呼ぶ手段”になります
恐怖や不安で声が出ないこともあります。笛は息を吹き込むだけで、かなり遠くまで音が届きます。スポーツなどでもホイッスルは会場全体に響き渡るのを聞いたことがありますよね。観衆がたくさんいる中でも、響くので笛はとても優秀な防災用品です。100円ショップで売っている笛でも十分です。
一人行動を避ける
避難時は「一緒に行動する」ことがトラブルを避ける第一歩。
とくに女性の単独行動は避け、信頼できる人と行動するよう意識を持ちましょう。
私は大丈夫の過信はしないこと。どの年代のどの女性も一人の行動は禁物です。
近所づきあいは“ゆるく”でOK
マンションであれば、同じフロアの住人と軽い挨拶程度の関係を作っておくと、災害時に頼れる味方になります。
防犯と連携の両方で役立ちます。
防犯上、フロアを歩いている人が同じ住民の人なのか判別ができないとかなりの恐怖です。積極的な付き合いは不要ですが、エレベーターで挨拶をする程度の距離感は必要です。マンションでの交流会などがある場合は、面倒でも顔を出しておくとメリットのほうが多いと思います。
まとめ|「自分のために備える」ことが周囲も守る力に


災害時は、ただでさえ不便でストレスの多い状況。
そこに女性特有の悩みが加わると、心身ともに負担は倍増します。
でも――
少しだけ日常の備えを広げるだけで、不安は大きく軽減できます。
- 「自分の体をいたわる備え」
- 「心を落ち着ける準備」
- 「自分を守る意識と工夫」
どれも特別なものではなく、今日からできる小さな行動です。
今すぐできる、小さな一歩から始めよう
ナプキン30枚×3セットを防災リュックに入れる
いつものケア用品をトラベルポーチに詰めておく
防犯笛を100均で購入してバッグに常備
マンションの住人にエレベーターで挨拶してみる