はじめに:平時と非常時で変わる「水の重さ」
マンション暮らしでは、エレベーターや宅配で重い荷物も苦労せずに運べます。
しかし、災害で停電が発生すると一変します。

エレベーターが止まったら、水も階段で運ぶの?それって結構大変そうだね…



エレベーターが止まったら、水も階段で運ぶの?それって結構大変そうだね…
この記事では、停電・断水を経験した筆者が、水の必要量・備蓄方法・保管場所・使い方までを具体的に紹介します。
必要な水の量を知っていますか?


飲用水:1人1日3L × 7日分が目安
「1人1日3L×7日=21L」とされていますが、これは食事に含まれる水分や調理分も含めた量です。
「1人1日3L×7日=21L」とされていますが、実際に1日3Lの水を飲むわけではありません。食事や体内でも水分を摂取しているため、それも含めた目安です。



そんなに水を飲まないと思ってたけど、食事とかにも使われてるんだね!



そうだよ。直接飲むだけじゃないから、意外と必要量が多いんだ。
👉 例)5人家族の場合:3L × 7日 × 5人 = 105L
生活用水が使えないときの工夫
災害時には排水も困難になり、手洗いやトイレ、歯磨きなどにも困ります。
代替手段を用意しておくと安心です。
【生活用水の代用アイデア】
- 手洗い → 消毒液・ウェットティッシュ
- 顔・体 → 汗拭きシート
- 歯磨き → デンタルリンス・歯磨きシート
- 食器洗い → 紙コップ・紙皿で代用
どのくらいの水をどうやって備える?


2Lペットボトルでの備蓄例
- 105L備える場合 → 2Lペットボトル:53本(段ボール9箱分)
- 箱サイズ:約32×21×31cm
500mlペットボトルでの備蓄例
- 105L備える場合 → 500mlペットボトル:210本(段ボール9箱分)
- 箱サイズ:約41×27.5×23cm
👉 畳1畳(176×88cm)に並べて置けるか、イメージしてみましょう。



うわ〜、そんなに場所を取るの?どこに置けばいいのかな?



1か所にまとめなくていいよ。分散して保管すれば、どこかに入れなくなっても安心!
水の保管場所はどこにする?


おすすめは「分散保管」!
どこにいても水を確保できるようにしておきましょう。
- 各部屋に1箱ずつ
- キッチンに2箱
- リビングに2箱
- シューズインクローゼットに5箱
- 脱衣所や防災グッズコーナーに1〜2箱
実体験:我が家が断水したときのこと
備蓄していた水のおかげで、断水中も家族全員が困らずに過ごせました。
ただし、これは周囲の支援が機能していたからこそできたこと。
👉 大規模災害時は支援が期待できない前提で準備しましょう。
マンションで水を運ぶ大変さ


停電時、有志の方が水を階段で各階に運んでくれました。
タワーマンションでは40階以上もあるため、重労働です。



階段で水運びって、本当に大変そうだね…



暗い中の階段だとライトも必要だし、体力も必要。水の備えって本当に命綱になるんだよ。
おわりに:水のストックは「未来の自分」を助ける備え
普段は意識しにくい水の重さも、災害時には命を左右します。
マンションという住環境の特性を理解し、日頃から備えておきましょう。



ちゃんと準備しておけば、すごく安心だね!



未来の自分や家族のために、今からコツコツ始めていこう!
🎯まとめ:押さえておきたいポイント


- 飲用水は 1人1日3L×7日分 が目安
- 生活用水の 代替手段 も事前に準備
- 水は 分散して保管 するのがコツ
- 断水・停電時の マンション生活は想像以上に大変
- 水の備蓄=命を守る準備