毎日を安心して過ごせるのは、電気も水も“当たり前”に使えるから。
でも、災害で停電や断水が起きたら?
特に小さな子どもがいると「どうしよう」と不安が一気にふくらみます。
大丈夫。
ちょっとした備えと工夫で、“怖い”は“安心”に変えられます。
この記事では、親子で一緒に取り組めるマンション防災のポイントを紹介します。
子どもと一緒に始めるマンション防災
災害時の「怖さ」は、知らないことから生まれます。
真っ暗な中で、いきなり非常用トイレを使えと言われても——。
大人でも戸惑うものです。
でも、事前に知っていて一度試しておけば安心。
あとは“使うだけ”に変わります。
子どもがいる家庭では、「守らなきゃ」と母は頑張りすぎがち。
でも実は、子どもが積極的に手伝ってくれることも多いんです。
「僕知ってるよ!」の一言が、親子にとって大きな安心につながります。
この記事では、そんな体験を交えながら、
マンションでの停電・断水に備える実践的なポイントを紹介します。

停電や断水、子どもがいると本当に心配だよね。でも、ちゃんと備えておけば“怖い”を“安心”に変えられるよ!



うちも子どもがいるから、できるだけ不安を感じさせたくないなぁ…どんなグッズがあると安心かな?
マンション停電に備える|親子で準備する必須グッズ
停電は災害とほぼセット。
暗闇や不便さは、大人も子どもも不安になります。
でも「どう動くか」を知っていれば大丈夫。
親子で準備しておけば、停電もきっと乗り越えられます。
● 太陽で充電できるランタン
いろいろなタイプのライトがありますが、ソーラー充電もできるタイプがPOPPOおすすめです。
USB充電などは手軽でいいのですが、停電時には使用ができません。
ポータブル電源がある場合はおすすめ。



昼間に太陽の光で充電できるランタンは、電気が止まっても夜の灯りになるよ。子どもでも『日なたに出しておいて』ってお手伝いできるんだ。



お日さまパワーで防災!これは遊び感覚で参加できるね〜!
備えておくべきライト
- 懐中電灯(鉄板のライト)
- ソーラー充電可能なランタン
- 自動点灯タイプ(コンセント差し込み型)
- ヘッドライト(両手が空くので非常に便利)
- 人感センサータイプのライト
人感センサータイプや自動点灯タイプは停電になった瞬間に照らしてくれるので、すっごく安心です。
我が家では各部屋のコンセントに差してあります。
自動点灯タイプのライトが気になる方はこちらを参考にしてね↓
● 手回しラジオ+乾電池
停電していれば、もちろんテレビは見られません。
自宅内の音も一気になくなり、シーンと静けさが広がります。
この静けさが恐怖を助長させるんですよね。
ラジオがあれば、情報も入るし、音があることで不思議と安心感が生まれます。



災害時って、情報も大事だけど“音”も安心につながるよ。
ラジオの音が意外と心の支えになることもあるんだよ。



手回しラジオ、楽しそう!
でも、うちの子、すぐ飽きそう(笑)。
ラジオも種類が豊富!
- 手回し発電可能なマルチラジオ
- 携帯性抜群の小型ラジオ(乾電池使用)
- スマホでも視聴可能(スマホはバッテリー死守のためどうしてもの時に!)
- 家庭用のラジオ(コンセント、乾電池で使用可能だが乾電池の使用数が多い)
手回しラジオのほかにPOPPOおすすめは小型ラジオ。
持ち運びも楽ちんで価格もリーズナブルなので1人に1台でもいいくらいおすすめです。
POPPOおすすめのち小型ラジオはこちら↓
● 温かい食事を守るカセットコンロ
停電時にオール電化の人はもちろんのこと、ほとんどの場合、料理はできません。
では、卓上コンロは自宅にありますか?
カセットコンロは非常時に調理可能な唯一の方法と言っても過言ではないくらい。
湯煎で調理する方法で洗い物を極限まで減らし、食事



温かいごはんが食べられるだけでホッとするよね。ポリ袋調理を普段から一緒にやっておけば、非常時もあわてないよ。



それなら子どもも喜びそう〜!
ガスコンロを備えよう!
- おすすめはIwataniのガスコンロ(初心者にはこちらがおすすめ)
- ガスボンベも一緒に準備(ガスボンベは7年期限があるよ)
- 使い慣れている上級者は登山用のバーナーなども◯(省スペースなのが魅力)
🔗 ポリ袋調理の記事はこちら:カセットコンロで簡単調理|災害時に役立つ食事づくりの基本
マンション断水対策|子どもと一緒にできる工夫
断水は災害の大きな壁。
水が止まれば、手も洗えない、トイレも使えない。お風呂なんてもってのほか。
でも工夫を知っていれば、不便さはぐっと減らせます。
親子で一緒にできる対策から始めてみましょう。
● 非常用トイレを試しておこう



トイレが使えなくなるとほんと困るよね…!
だから非常用トイレは早めに試しておこう。
子どもって「知らないこと」に敏感だから、“体験”が安心につながるんだ。



成長とともに“交換のお手伝い”もできるようになるかも。災害時も親子で乗り越えたいね。
非常用トイレを使ってみよう!
- 自宅トイレにセットするタイプからチャレンジ!
- トイレ付きタイプもあるとさらに安心(ベランダ設置なども検討して必要なものを相談してみよう)
- 本当の簡易トイレ(1回分)は使う場所が限られるので注意!
🔗 非常用トイレの記事はこちら:【災害時のトイレ問題】簡易トイレの備え方と快適に使う工夫
● 歯みがきシート・ガムで口を清潔に
口腔内の衛生を保つことは、歯のためだけではなく、体全体の健康を保つにも必要なんです。
口の中って意外と汚れやすいし、バイキンもたまりやすいから口がすすげない状況ではシートで磨くのがおすすめです。
キシリトール入りのガムやタブレットなどもあるので、補助的に使用するのもいいですよ。



歯磨き自体が苦手な子どもも多いね。口がゆすげないので、拭き取るタイプで使うといいよ。



キシリトール入りのガムとかも一緒に準備しておこうかな。やわらかい乳歯を守るのって大切だよね。
● 紙パンツ・汚れ防止シートの活用
旅行用コーナーに市販されている紙パンツ。
女性の場合は、おりものシートがおすすめです。
自宅に準備できる下着の数には限りもあるので、洗濯ができない状況でのできることを実践しておこう。
旅行に行ったときや、普段から使うタイミングがあれば、ぜひ使用してみましょう。



小学生以上でも“使い捨てパンツ”って役立つよ!旅行用品コーナーにあるから手に入れやすいよ。



使い捨ての紙パンツって、実は100円ショップでも手に入るんだよね。
防災リュックを背負ってみる|親子で体験避難
避難が必要になることもあります。
そのとき頼れるのが「持ち出し用リュック」。
実際に背負ってみると、重さや動きにくさに気づけます。
子どもと一緒に試すことで、本番でも落ち着いて行動できますよ。



階段の上り下りって、実際にやってみないと“きつさ”がわからないよ。
子どもと一緒に試すことで、“逃げるときの判断力”が育つんだ。



えっ、すごい体験になりそう!“水ってこんなに重いんだ”とか、“階段ってキツい”って感じられそう〜
背負って動いてみよう!
- 幼稚園児でも、中身を軽くすれば背負える
- 実際に背負って動いてみると、避難の判断力が育つ
- マンション防災では階段避難が基本!親子で確認を
「うちにあるリュックでいいかな?」と思っても、実際に背負って階段を歩いてみると、その重さに驚くかもしれません。リュックサック自体も軽量で、体への負担が分散されるタイプがおすすめです。子供を抱っこして階段で降りることもあるので、しっかりとホールドするタイプを1つ準備しておこう!
旅行や普段使いもできる、軽量&シンプルな防災向きリュックはこちら↓背負いやすさと容量のバランスが良く、非常時にも頼れる一品
「防災ごっこ」で楽しく備える|遊びながら身につく力
避難訓練は学校だけじゃありません。
おうちでも「防災ごっこ」として体験してみましょう。
電気を消して過ごすだけでも、子どもはワクワク。
遊び感覚で取り組むことで、自然と“備え”が身につきます。



避難って“やってみないと分からないこと”がいっぱい。テントを使って自宅キャンプをしてみるのもおすすめ!



子どもって“ごっこ遊び”で自然に学べるもんね!
自宅キャンプするならチャレンジしてみよう!
- リビングにポップアップテントを置いてみよう(秘密基地みたいで楽しいかも)
- 1泊でも布団を片付けて、寝袋生活してみると発見がいっぱい
- 自宅のトイレも使用禁止(簡易トイレを使ってみる)
- 冷蔵庫は開けない
- 洗い物もしない(ポリ袋調理をしてみる)
- 食器も使わない(サランラップ+お皿でクリア)
- 手が洗えない(ウェットティッシュと消毒液が必須)
※そのほか、いろいろあるよ。
全部、一度に試すと結構大変なのでお試しは1個ずつでもOK。楽しくなれば、我が家の防災の日を決めて定期的に行うと生活に溶け込んでいきます。
まとめ|子どもと一緒に安心できるマンション防災
防災は親だけが頑張るものではありません。
子どもと一緒に体験し、少しずつ慣れていくことが大切です。
「知っている」「やったことがある」
その積み重ねが、不安を安心に変えてくれます。
今日からできることを、親子で一緒に始めてみましょう。



防災って、“モノ”だけじゃなく“心の準備”も大事。子どもと一緒にやってみることで、不安が安心に変わっていくよ。



防災を家族のイベントにして、“知ってる・できる”を増やしていこう!
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