停電や断水が起きたとき、
「トイレどうする?」「明かりがない!」と困るのは一瞬です。
もちろん、専用グッズを買っておけば安心。
でも、実際には「まだ準備できてない」「足りない」という場面もありますよね。
そんな時こそ、家にあるもので代用できる知恵が助けになります。
この記事では、トイレ・明かり・寒さ対策など、身近なものでできる工夫を紹介。
👉「ないから無理」ではなく、「あるものでなんとかする」
そのヒントを、サクッとまとめました。
はじめに|特別な道具がなくても“知恵”が命を守る
災害は急にやってきます。
わかっていれば準備は簡単だけれど、わからないからこそ普段から備えることが必要。
準備ができていなくても、自宅にあるもので代用できます。
工夫次第で意外となんとかなるもの。できることから一緒にチェックしていきましょう!

災害時、何もない中で工夫できるとすごく心強いよ!
普段のものでできる代用テクを紹介するね!
災害時に家の中で代用できるアイテム集
用意しておけばよかったのに、ない!っていう時は作ってしまいましょう。基本となるものを知っておくと、気持ちの穏やかさを保ちやすいです。



いつでも買えるからって、結局そろえてなかったものもあるからなぁ。
代用できるものがあるんだね。
【トイレ問題】災害時に代用できるアイテムまとめ
災害時は停電してしまう可能性大。高層マンションでは停電すると、給排水にも電気が必要なのでトイレも使用できません。非常用トイレを備えていない、もしくは備えていても数が足りなくなった時に知っておくときっと役立ちます。
ゴミ袋+新聞紙が定番だけど、今は新聞紙を常備していない家も多い
代用品例:段ボールをちぎる、ペットシート、猫砂、生理用品、雑誌、古着の布など
→ 組み合わせれば吸水・防臭・処理のしやすさがアップ!
あらかじめ何が使えるか知っておくことで、焦らず対応できます。
【停電対策】懐中電灯なしでも明かりを作る方法
災害時の暗闇はきっととても心細いはず。
明かりの数だけ心の穏やかさも増えるかも。
ランタンがあっても電池がなければ使えませんし、
身近なもので明るさを増せるなら、
それに越したことはありません。
スマホライトにペットボトルやレジ袋を重ねて光を拡散
牛乳パックや水を使って光を増幅させる
鏡やアルミホイルで反射させて部屋全体を明るく



スマホライトにペットボトルならすぐにできるので、自宅でも試してみて!
やってみると意外と明るくて、ちょっと楽しいかも♪
実際にやってみるとこんな感じ↓↓


【防寒】災害時に湯たんぽ代わりになる意外な物
あたたかいと言われるマンションですが、寒い時はやっぱり寒い。
足先や指先は自分では温めにくいので、即席の湯たんぽで暖をとることができます。
湯煎で使ったぬるま湯を厚手のペットボトルに入れて湯たんぽ代わり
アルミホイルで巻いて保温→さらにタオルでくるんで低温やけど防止
暖房がない夜もこれでしのげる
防寒もするけれど、温かいもので足先・指先を温めるのは大切ですよね。
※ペットボトルは耐熱タイプ(紅茶のペットボトルなど)を選び、やけど防止のため必ず布でくるみましょう。
実際にやってみるとこんな感じ↓↓


【簡単】ハンカチと輪ゴムで作る即席マスク
自宅でなく、外出先でも使える技の一つです。
輪ゴムでも髪ゴムでも紐でもいいんです。
輪ゴムがよく伸びるのと使い勝手がいいのでおすすめですが、都合良く手元にないこともありますよね。
作っている余裕がない場合はタオルやハンカチで鼻や口元を覆って行動してくださいね。
- 感染症対策や粉塵対策に必要 作り方はこちら↓


引用元:
川辺株式会社「ハンカチマスクの作り方」
https://www.kawabe.co.jp/handkerchief_recipe.html
※同ページでは図解や動画も併せて公開されています。
【応急】おむつや生理用品がない時の代用アイデア
災害時は、おむつや生理用品のストックが尽きることもあります。
そんなとき、身近なもので代用できる知識があると安心です。
既製品ほど快適ではありませんが、応急処置として役立つ工夫をご紹介します。
- 古布+ビニール袋で即席のオムツを作成
作り方はこちら↓


【ケガ対応】三角巾や添え木を身近な物で代用する方法
知っておくと便利な応急処置の方法もいくつかあります。
三角巾や添え木は避難袋にはないので、頭の片隅に知識があるだけでも違うはずです。
ペットボトルでシャワー代わり→節水しながら洗浄
ビニール袋(レジ袋)で三角巾代わり
木の棒やペットボトルで骨折部位を固定する“添え木”代用
ペットボトルシャワー:
キャップに千枚通しなどで小さな穴を3つ開け、水を入れたペットボトルを逆さにすると、簡易シャワーとして使えます。


添え木や三角巾で応急処置:


【衣類】新聞紙やゴミ袋で作れるスリッパ&レインコート
必要ないかもと思っていても、必要かも!?こんなアイテムも実は手作りできてしまうのです。
すぐに作れるものなので、ぜひ試してみてくださいね。
新聞紙や段ボールでスリッパ代わり
大きなゴミ袋で即席レインコート(ポンチョ)
各手順はイラストを参考にしてください。
簡易スリッパ:
テープなどがあれば、かかとを留めると脱げにくくなります。


即席レインコート


まとめ|“ないから無理”ではなく、“あるもので乗り切る”が防災の基本
災害時に「ないからできない」と諦める必要はありません。
身近なものを工夫すれば、トイレ・明かり・寒さ・ケガの応急処置まで代用できます。
でも同時に、代用品だけでは不安が残るのも事実。
「いざという時は代用でしのぐ」「普段は少しずつ備える」
この2本立てがいちばん安心です。
まずは今日から「身近な物でできる代用術」を知識として持つ
余裕がある時に「市販の防災グッズ」で補強しておく
この流れなら、無理なく“わが家の防災”が進められます。
小さな工夫と備えの積み重ねが、きっと大きな安心につながりますよ。



参考までに市販されている商品をいくつか紹介するよ。
トイレ:非常用の簡易トイレは必須
明かり:水があれば使えるタイプもあるよ
寒さ対策:定番だけどホッカイロはミニサイズが使いやすいよ
スリッパ:ガラスの破片があっても使えるタイプは寝室に備えると◯
レインコート:雨の日の移動以外にも、保温効果もあるよ



特別な道具がなくても、工夫次第でなんとかできることってたくさんあるね!『もしも』に備えて、今日から少しずつ知識をためておこう!